さあ、いよいよみなさんが知らない世界・・「体の中の記憶システム」についてもう少し探求して行きたいと思います。

「体の中のドロドロに体の情報が記録されている」という発見から、「トラウマの記憶を消す技術」が出来上がり、そこからさらなる展開が始まります。

 

「ストレス回路」の発見

これはまだ当院が開設されたばかりの頃のことでしたから、この「体の中の記憶システム」の一部に触れたことによって、技術的な考え方やものの見方が革命的に進化したことは言うまでもない話しです。

さて本題に戻して「ストレス回路」の発見についてなのですが、ストレスの症状というのは、「頭の中の記憶」「体の中の記憶」一連の流れのようになって体に伝わって表現されています。

 

それは片側だけの「頭と体の中の記憶」「ブロック」してみると、体の片側だけの症状が消えるという現象が現れたことによって理解できました。

つまり、「記憶(記録)の一連の流れ」「ブロックすること」その先の症状を消すことが出来るということに気づくのです。

それが「ストレス症状などのテスト」に使える「ストレス回路」の発見です。

 

そしてその「ストレス回路を切断する技術」が出来上がり、ストレス症状自体をその場で消してしまう技術が完成します。

その「ストレス回路」2種類あって「A回路とB回路」という感じです。

この時に2種類の「ストレス回路を切断する技術(テスト法)」を「ストレス・カット」と呼んでいました。

 

 

「天才的なおばあさん」との出逢い

そしてよく院長が話している「天才的なおばあさん」との出逢いが運命を決定づけました。

「何が天才的」だったのか?それは、自分の「ストレス症状(24種類以上あった記憶があります。)」を言えるのです。
※通常の人では、ストレスの症状は2つかせいぜい3つくらいです。

でもここまでなら単なる「病気自慢のおばあさん」になってしまいますが、「ストレス・A回路をカット」した時に、どの症状が消えたのか?を即座に言い当てることができたのです。

その20種類以上あった症状から「これとこれが消えた!」とすぐに言ったのです。

 

そして「B回路もカット」した時にすべての「ストレス症状」が消えてしまいました。

そこで、そのおばあさんは「喜んだ!喜んだ!」となります。

 

「今まで、どんな有名な病院に行っても、1個も消えなかったのに、全部消えた!」

「ここの先生はすごい!」と感激したのです。

 

まあ、当時は院長も若かったので・・この「ストレス・カットというテスト法」は、ストレス自体がどのタイプ(A回路かB回路か?)を判定するためのテスト法だったのです。

そこで2種類の回路を戻してみると・・すべてが元に戻ったのです。

 

考え方としては、そのストレスがどちらのタイプなのかを判断して、それを一つ一つ消していくためのテスト法でしたから、すべてを戻したのですが・・
※つまり、通常の人は2から3つのストレスだったので、この方法が的確だったのですが、このおばあさんのように大量のストレス症状を持った人は今まで存在しなかったので、この対応になってしまいました。(おばあさんごめんなさい。)

 

そのおばあさんは「怒った!怒った!」で、「ブリブリ!悪態をついて・・」帰って行きました。

 

そのことを(みなさん仲が良かったので・・)他のお客さんに相談してみると・・

「先生、それだけ効果があるんだったら、それでコースを作った方が良いんじゃあないですか?」

・・と、おおかたの返事は統一されていました。

 

ですが、わたしとしては・・「テスト法なんかでお金を取れないよ!」という心境だった訳です。

結果的には「ストレス・カット」で普通のストレスなら消えてしまいますから、それで様子をみておいて、かなり重症のストレスの場合はその上の技術(「ストレス・イレース」と呼んでいました。)で消してしまえば良い・・ということになったのです。

 

まあ、ここからさらに体の中の「記憶や記録のシステム」さらには「命令のシステム」について探求が始まることになります。

 

一連の解説が・・かなりむずかしくなってしまいましたので、ここでもう少し日常生活に関係がある話題に戻ることにしましょう。

と言うことで、次回は「肩こりと肋骨の関係」について解説しようと思います。

【次号につづく・・】

※次回のテーマ「【015】■肩こりと肋骨の関係」にご期待ください。