今がたいへんでも、引きこもっているだけでは自分自身を護る事が出来ません。
それよりも、正しい知識を身につけた方が自分を護れるからです。
前回のブログの内容は「鼻呼吸が大事」で、「肺炎にならない事」でした。
今回はみなさんが理解しにくい「肺炎」の症状が無い??などについて解説して行こうと思います。
「細菌性の肺炎」と「ウィルス性の肺炎」
肺炎は大きく分けて「細菌性の肺炎」と「ウィルス性の肺炎」があるのです。
※ほかにも「非定型肺炎」があります。
今回の「新型コロナウィルス(肺炎)」は、名前の通りに「ウィルス性肺炎」です。
通常の肺炎(細菌性肺炎)の場合は、肺胞の中に膿(タンやうみ)が溜まります。
つまり、肺胞の中が膿でいっぱいになって詰まってしまい呼吸が出来なくなる肺炎です。
ですから、「湿った咳と共に、黄色や緑色を帯びた痰が出る。」のです。
それに比べて「ウィルス性肺炎」は、そんなにタンが出るとかは言われていません??
「ウィルス性肺炎」は「肺胞性肺炎」とも言われるように「肺胞(の膜部分)」が炎症を起こします。
すると分厚くなった「肺胞(の膜部分)」から静脈の方に酸素が通らなくなってしまうのです。
膿やタンが詰まって空気が入らないのではなく、空気が入っているのに呼吸が出来なくなるのです。
ですから、重症になると、その状態を何とかするために外から「肺に酸素を送りこむ」必要があるのです。
酸素濃度が上がることで酸素が血管の方に入ることが出来るので、血中酸素の量を増やす事が出来るようになります。
(「口呼吸」をすることで)肺に空気を直接吸い込むことが、今の場合どれだけ危険な事なのかが理解できたと思います。
【ちょっとした提案】
マスクをしていて、外さない事が分かっているなら口に「ばんそうこう」を貼り付けるのも良いかもしれません。
知らず知らずのうちに、「口呼吸」になってしまっていると口から肺にウィルスが入るリスクが高くなります。
「口ばんそうこう」はカッコ悪いのですが、そのくらいにしていないと、自分の「いのちを護る」事が出来ないからです。
※医療用の「低刺激でかぶれにくいプラスティックテープ」とかを売っていますから、少し幅広(20㎜くらい)のモノを鼻の下からアゴにかかるくらいにして貼り付けると口が開けないし、口の端から咳も出せます。
まず、自然に備わっている「鼻のフィルター機能」を使って、肺にウィルスを入れない工夫が必要になるのです。
【次号につづく・・】
※次回のテーマ「目からうつる?!」にご期待ください。