今回のテーマは「冷え性と記憶の関係」ですが、これは体の中に非常識な「記憶システム」があることを発見したところから始まります。
冷え性のコースは3つあった、その「2)体の中の冷えの(ドロドロ)物質を排除するコース」が「冷え性の記憶システム」を発見するきっかけだったのです。
「冷えの物質(ドロドロ)」というのは「冷えの発作」と呼ばれている現象で、冷えている状態が続くと、その部分に変なドロドロとしたモノが溜まってくるのです。
※当時、日本の医者仲間では異端の方で「冷え性」を研究されている先生がいらして、その方が開腹手術をしている時に発見し「冷えの発作」と名付けました。
しかもそのドロドロは、なかなかとれないのです。
つまり、冷えの状態を改善しにくいという意味になります。
それを取り除く研究に入り、それを取り除くと同時に体がかなり快調になることが分かりました。
そうこうしている中で、「ネズミのしっぽの実験」の話しを目にすることになります。
それは、ネズミのしっぽを冷やし続けると骨の中にある「骨髄組織(血液を作っている組織です。)」が変化して、「黄色骨髄(おうしょくこつずい/造血作用の出来ない黄色くなった組織)」になってしまうという実験です。
※これはネットの記事からの情報で外国の方の実験でした。
この実験にはさらに続きがあって、そのしっぽを今度はお腹を切って中に入れておくと元の「赤色骨髄(せきしょくこつずい/造血作用がある骨髄)」に戻るのです。
つまり、体は冷えすぎると血液を作れない体になってしまうので、弱くなってしまうということを証明するための動物実験です。
さらに同じ時期に上記の解説「※部分」でもご紹介した日本人のお医者さんの「冷えの発作」という情報(本による情報でした。)に出会うことになるのです。
それ自体はわたしが研究していた結果とほとんどの部分で重なっていたので、医学的な意味でもよく理解できました。
お医者さんの中にもこんなことを研究している人がいることが分かって、楽しかったことを思い出します。
さて、この時にたくさんの方で実験をさせていただいて「冷え性のコース」が完成する訳ですが、その時に「快調になる・・」の意味が、だんだんと浮き彫りになってきます。
それは、「簡単なストレスやトラウマ」が消えてしまう現象が起こったからです。
そこで、「当院独自開発の技術と考え方では・・実は対処法があるのです。」になります。
その「ドロドロ」を追求する中で、「体の中の記憶」という新しい切り口のテーマを発見することになります。
次回の「院長解説ブログ」では、冷え性の「ドロドロ物質がストレスの記憶を作っていた」という発見についてお話ししたいと思います。
【次号につづく・・】
※次回のテーマ「【013】■ストレスも記憶?」にご期待ください。