「正しい施術」をしたとき、今まで痛かったところが痛くなくなって、もっと他のところが痛くなることがあります。

何でこれが「正しい施術」なのか?

よくみなさんは勘違いしていて「こんどはこっちが痛くなった!」と思ってしまうのですが・・

 

実は、人の体は痛みを一回に一カ所しか感じないのです。

痛みというのは「緊急事態」ですから、そんなにあっちこっちが痛かったら体はどうして良いか分からなくなるのです。

※動いたら他のところが痛くなったりするのは、そこが新たに刺激されて、その痛みが一番になったからです。
※その時には、元の痛みが出なくなっているはずですから、みなさんもいろいろと確認してみてください。

 

ですから、痛みが出るのは「一回に一カ所だけ」なのです。

昔話で、腰が痛い人が下駄で足の甲を思いっきりふまれたら、腰の痛みは無くなったが足が痛くなった・・

つまり、足の甲の痛みが一番になったので、足が痛いけれども腰は痛くなくなった(ように感じる)のです。

※このときに腰は治っていませんから、足の痛みが無くなると腰の痛みが出ることになります。

話しをまとめてみると、五カ所痛かった場合、痛みは一番から一つずつ痛むのです。

そして、その一番痛かったところが良くなると、そこはもう一番ではなくなりますから次の二番目の痛みが一番にせり上がってくるので、場所が移ることになります。

 

そうなのです。

「正しい施術」をするとそこの痛みが無くなるだけではなく、場所が移るのです。

要するに、施術をしていて痛みが変化して、場所が変化したとするとその施術は的確に(正しく)目標をとらえていて、効果を出したことになります。

この場合の目標をとらえている・・は、場所が合っているだけではなく、「正しいやり方(適切な方法)」でなければ、「変化」しないからです。

何かが変化したとすると、それはそこに与えた刺激自体がその答えに近いか、関係がある方法だったことを意味しています。

 

同じ場所に対して、神経を刺激したら良いのか、血管を刺激したら良いのか、筋肉を刺激したら良いのか(単純すぎますが・・)という選択肢があったとき、本当は神経が悪いのに筋肉を刺激しても「変化」はしないというような意味になります。

ですから、施術の最初はこの「変化するのか?」をみていて・・それが、「良い方向に向いているのか?」を確かめて・・(短時間ですが・・)「その後に何か悪い状態が出てこないのか?」も確かめるまでが一つの施術になります。

 

ブログのどこかで解説していた「院長のムダ話し」は、その経過を「気功スキャン」を使ってチェックしているためで、ちょっと時間を使いますが何よりも「安全性の確保」」を重視しているためなので、ご理解いただけるとありがたいと思います。

※とうぜんですが、その時にテストをしますが「いつでも同じテスト」をしますから短時間で正しく比較ができるようにご協力をお願いします。

 

今年になってから、ブログでもご紹介していますが安全で痛くない「鍼(はり)」(「小児はり」と言って赤ん坊に使う、刺さらない、痛くない、触れるだけの鍼のことです。)を使って「オマケ部分の施術」をしていますので、これについてもご協力ください。

【次号につづく・・】

※次回の「テーマ」・・ご期待ください。