一つの症状に対して施術の方法がたくさんあるという時はどう考えたら良いのでしょうか?

そこから入ってゆこうと思います。

 

その答えはその症状に対して「内容が何も分かっていない」という意味なのです。

基本的な考え方だと、答えが分かっている場合には「この方法か、こっちの方法」のように数個しか答えが無いのです。

答えが分かっている場合は、「これさえやれば間違いありません。」ということになります。

つまり、ハッキリしているのです。

 

ところが「こんな方法もあるし・・」は、その症状(現れている現象)について完成した方法が無いという意味になるのです。

つまり、つまり・・何にも分かっていないからやり方(治療方法)が確立できていないということになります。

 

その場合はそれをどうにかして(手探りで)探し当てないといけないことになります。

当院で扱えるのは「病気」ではありませんから・・ですが、それでも何か困っていることがあったら・・

そこで、当院では今までの累積データだけではなく、追跡データをとっています。

追跡データというのは、同じ症状が出ている人を30人以上を追跡してデータをとる方法です。

その施術の中でデータをとりながら、反応を感知しながら施術的な手さぐりを続けてゆきます。

すると、「だいたいこんなことになっているらしい。」とか、「この方法が良いらしい。」ということが分かります。

 

さらに、それが60例くらい集まってくる間には「この方法をやれば何とかなる。」ということが分かり始めるのです。

それでも分からないことはたくさんあるのですが・・

でも、やっておかないと目の前で困っている人がいるのですから、自分たちでできることがあるなら・・と考えるのは自然だと思います。

困っているのは、今の今なのですから・・

 

ですから、当院では「何も関係が無いし、やらなくても良いのに・・。」ムダに技術を開発し続けています。

どっかで、誰かに役に立つかもしれないので・・。

【次号につづく・・】

※次回の「テーマ」・・ご期待ください。